海外で英語を効率よく伸ばすためには、語学学校に行くだけでは足りません。この記事では、海外で効率よく英語を伸ばすために、語学留学で成功する以下の【9のポイント】をご紹介します。 1)英語+αの目的を持つこと 2)州立 と 私立の違いを理解する 3)語学学校の選ぶポイントを整理する 4)授業内容を重視する(一般英語 vs アカデミック英語) 5)語学学校の教材・カリキュラムを知る 6)授業料だけは節約してはダメ 7)長期での申し込みはNG!! 最初は3か月がお勧め 8)語学学校だけでは英語は伸びない 9)カナダ渡航前の英語の勉強がすごく大事
1.英語+αの目的を持つこと
留学前に、英語以外のプラスアルファでどんなことをしたいかは、ある程度もっておいたほうがいいです。 なぜなら、人は目的や目標を持っておいたほうが、勉強に対するモチベーションが持続する 目的や目標を持ったほうが、それを実現できる可能性が高い からです。 例えば、プロのサッカー選手がワールドカップの優勝を目指すように、高い目標を持つことによって、日々の練習に対するモチベーションを高めることができ、またその標準に合わせて意識を持つことで、時間を無駄にせず効率的に練習に取り組めます。 逆に目標がないと、ダラダラ英語だけ勉強をしていて、そのうち英語の勉強に飽きてしまい、留学後半からはただただ周りの日本人の友達と遊んで終わってしまった、、、というケースが多くあります。
2.州立 と 私立の違いを理解する
留学エージェントではあまり教えてくれない州立の語学学校。語学学校には大きく分けて2つ、州立と私立があるんです。違いをはっきりわかった方が選択肢の幅が広がります。
州立大学付属英語プログラム |
私立語学学校 |
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ざっくりポイント |
大学キャンパスの施設が使え、英語力が上がると大学の授業も受講可能。真剣に英語を学びたい方、大学進学を目指している方にはお勧め。 |
ほぼ毎週スタートできるので柔軟性が高い。多国籍の留学生との触れ合いやアットホームに楽しく英語を学びたい、アクティビティでいろんな経験をしたい方へお勧め。 |
場所 |
大学のキャンパス敷地内 |
ビルのフロアを貸し切って授業 |
入学日 |
2~4か月に一度の入学日を設定 |
1~4週間単位で入学が可能 |
国籍 |
アジア系が多く、特に中国系が多い。大学によっては交換留学のため日本人が多い学校もあるが、逆に日本人比率が少ない(5%未満)の学校もある。移民・避難民も一緒に勉強することもある。 |
基本的にアジア系は多いが、多国籍の学校、ヨーロッパ系が多い学校もある。州立と比べて多様性がある。最近ブラジルやメキシコなどの南米系も目立つ。 |
費用 |
2か月で$2000~$3200程で郊外が安く、都市部が高い傾向。長期で通っても割引はない。 |
2か月で$2500~3200程。長期で申し込むと割引になる(5%~20%程)。 |
授業内容 |
大学進学を目指す人も多く、ディスカッション・エッセイ・プレゼンテーションなどアカデミック英語を中心に学ぶ。 |
学校によって様々でプログラムが豊富。アクティビティに力を入れており、会話や一般英語中心。アカデミック英語中心の学校もある。 |
入学条件 |
なし |
なし |
3.語学学校の選ぶポイントを整理する
学校の種類が多すぎて何を選べばいいかわからないと思います。その際、以下の質問を自分に問いかけてください。
地域 | 都会、郊外、バンクーバー、トロント、ビクトリア、カルガリーなど |
条件 | 多国籍、小規模、アクティビティ豊富、日本人少ない、費用が割安、英語オンリー、レベル分けがしっかり |
カリキュラム | 一般英語、アカデミック英語、会話重視、読み書き重視、コミュニケーション型 |
雰囲気 | アットホーム、明るく楽しい、真剣、落ち着いた、社会人多い |
資格 | 特に要らない、IELTS、TOEIC、Cambridge、TOEFLなど |
それぞれの希望に合った学校は必ずあります。まずは自分の目標や目的をはっきりさせて、重視するポイントを決めていきましょう。
4. 授業内容を重視する(一般英語 vs アカデミック英語)
語学学校の授業内容には大きく分けて2種類あります。それが一般英語とアカデミック英語。私立語学学校は主に一般英語の授業が多いです。逆に州立付属の英語プログラムは、アカデミック英語を中心に教えています。 日常生活(友達やホームステイの中での会話)でよく利用するのが一般英語です。一方で、大学で必要なエッセイ・プレゼン・ディスカッションなどの英語を鍛えるのがアカデミック英語です。 語学留学を考える上で、目的や目標を持つことの大切さを挙げましたが、英語を伸ばす目的毎に、一般英語を学んだ方が良いか、アカデミック英語を学んだ方が良いかの表を確認しましょう。
一般英語(私立語学学校) | アカデミック英語(州立大学付属ESL) |
・海外の人と仲良くなりたい ・海外旅行で役立てたい ・観光客への道の説明 ・接客業(ホテルや飲食関係) ・スキル系(美容師、料理人) | ・ビジネスに生かしたい ・真剣にしっかり学びたい ・英語を使った仕事(事務、受付、交渉、貿易、外資系商社など) ・大学、カレッジ進学 |
※私立でもアカデミック英語を重視して取り入れているところもあり、逆に州立でも少しアクティビティなどを取り入れて、のんびり学んでいくような州立大学もあります。
5.語学学校の教材・カリキュラムを知る
語学学校の中のプログラムを選んでいく上では最も重要な要素といっても過言ではありません。英語の良し悪しは学校の先生の教え方も大きく影響しますが、英語のカリキュラムが悪ければ英語の伸びは遅いです。逆に言うと英語のカリキュラムが良いと効率良く早く英語の習得ができます。 カリキュラムがしっかりしている学校を識別するには以下のポイントを確認しましょう。 特に、赤字は重要項目です。 ・スタート日が、毎週受け入れではない ・学校が独自の教材を使っている ・何度も反復して復習することを重視している ・各レベル毎に、教える内容が明確であること
6.授業料だけは節約してはダメ
留学費用をできるだけ安く済ませるために、節約していくことは重要です。しかし、授業料が安いからといって語学学校を決めるのはNG。実際に通ってみると、自分のレベルに合ってなく、何を言っているかさっぱりで、全く英語が伸びないという話はよくあります。他の留学費用は節約しても、学校選びだけは妥協してはいけません。
7.長期での申し込みはNG!! 最初は3か月がお勧め
州立の学校であれば、学期毎の更新なので問題ありませんが、私立語学学校の場合、6か月以上お申込みすると大幅な割引になります。しかし、ほとんどの学校は申し込んで一回通い始めると、返金はありません。 出発前からガチガチに予定を固めて、1年後に通う学校まで確定させる必要はありません。 現地に行って、その心境の変化に合わせて、学校やプランを変えていくほうが充実した留学生活になります。 申し込むとしても、まずは3か月からが無難です。
8.語学学校だけでは英語は伸びない
語学学校に通えば自然に英語は伸びるということは決してないです。日々の努力が必ず必要です。語学学校はインプットする場所。学校外では学校の内容を予習・復習をしたり、他にもできるだけ友達やホームステイと英語を話す時間を確保したりするのが大事です。ボランティアで地域の人との関わりを作っていくことも重要です。語学学校は守られた空間なので、いざ外に出て英語を使ってみると伝わらない!ということは多く起こります。学校で学んだ英語を外でどれだけアウトプットして練習できるかが肝心!
9.カナダ渡航前の英語の勉強がすごく大事
渡航前にどれだけ英語力をつけていくかが実は一番の留学費用の節約になるんです。カナダに行ってから英語を学ぶのではもったいない。渡航前にもし、単語力を少しでも上げて、学生の頃に学んだ必要最低限の文法は復習しておき、スピーキングに関しても自己紹介や日本について、自分の地域についてなどはカンペを見なくてもスラスラいえるようになると、やらないよりも語学学校のレベル分けテストで1つか2つ上のクラスからスタートすることができます。1レベルが1か月だとすると25万(授業料・住まい・食費・保険費・生活費の1か月の相場)の節約になりますよね。