バンクーバーから1時間程の場所にあるラングレー教育委員会の高校で留学していたCさんの体験談です!
1.留学全体について教えてください!
・カナダ留学のきっかけ
私は、カナダのバンクーバー郊外にある、Langleyという小さな町で高校留学をしていました。
最初はウエストコーストではない留学センターを通じて、アイルランドに1年半、現地の公立高校に通っていましたが、諸事情により、やむをなく、他国へ移動を決意しました。
・カナダの高校を選んだ理由
カナダの公立高校を決めた最大のポイントは教育の質がよかったことでした。
現地視察をした際に、英語を第二外国語とすつ生徒に向けて設けられているESLプログラムが各学校きちんと組まれていて、何より英語をやっていく中で一番重要な「書き」の部分、Essayを1から教えてくれるところが決め手になりました。
・卒業後の進学について
私はギリギリまでカナダの大学へ進学するか、日本の大学へ進学するか悩みましたが、最終的には日本の大学への進学を決めました。
カナダの大学への入学は、日本の大学のように「受験」ではなかったです。Gr12の科目、4教科のGPA(平均点)が各大学が提示する最低条件に満たしていれば合格という形でした。大学によっては滞在年数が足りてないと、TOEFL/IELTSを受けさせていたりしていました。
日本の大学への入学は大変でした。ウエストコースト・Langleyの教育委員会の人たちの協力なくして、私は大学へ入れなかったと思います。大学によっては、海外の成績で1次試験の合否を決めているので、成績や卒業証明書等の書類を締め切りまでに用意をするのが大変だったのを覚えています。
2.学校について教えてください!
・学校の特徴
高校の仕組みとしては、アイルランドと全然違い、単位の移行にも多々苦戦した部分もありましたが、個人的にはカナダの単位制教育は自分にあっていると感じました。
興味のある教科を自分で選択できるし、私の学校は2学期制だったので、半年間しっかりと選択した4教科ずつ勉強できるので、英語力・その分野に関する知識もしっかり覚えることができたと思います。
ただ、Essayの点数はやはり留学生ってだけで低かったりしました。
内容が弱いというだけでなく、基礎となるベースがきちんとまとまってなかったり、単語力・言い回しやグラマーミスなどは回避するのがなかなか難しかったです。
ですが、先生によっては書き直しをさせてくれて、その書き直したやつが、書き直すやつよりも点数がよければ、点数が高い方を成績の一部として認めてくれたりしていました。ですが、もちろん強制ではなかったので、あくまで自分にやる気さえあれば。という感じでしたが。
先生たちも基本的に「教える」というよりかは、「助言する」に近かったです。
議題を提示して、生徒に発言させ、考えさせることを大事にしていました。生徒の意見に対しても「それは間違っている」という指摘は相当枠から外れていない限り、ほとんど耳にしませんでした。
もちろん、質問等も常時受け付けくれますし、私もBiology12ではほぼ毎日のように先生に質問に行っていました。
3.これから留学に行く後輩へ一言
色々とあった2年間でしたが、カナダの公立高校に通って本当によかったと思っています。
私は幸運にもホストファミリーにも恵まれていたので、その面でストレスは感じませんでした。もちろん、勉強は大変でしたが、カナダの高校を卒業したからこそ、自分にプラスになった部分が沢山ありました。
例えばTOEFLの点数も卒業時には初回から30点ほど上がりましたし、帰国後に受けたTOEICの点数も予想よりもよかったです。
確かに勉強することも大切だと思いますが、せっかくの移民で成り立っているカナダで留学しているのだから、世界中の人たちと繋がりを持ってもらいたいです。