カナダへ入国する際には、必ずビザのステータス(観光ビザ、学生ビザ、ワーホリビザ、ワークビザ等)がある状態での入国になりますよね。それぞれのビザには有効期限があるものですが、一定の条件を満たせばビザの延長や、他の種類のビザへの切り替えといったことも可能です。それぞれのビザの特徴を理解して、より長く、充実した留学生活を送りましょう。
下の表がビザ延長・切替えの申請方法と受け取り方法のまとめになります。
現在 | 延長・切替後 | 申請場所 | ビザの受取り方法 |
観光 | 学生 | カナダ国外 | 再入国が必要 |
観光 | カナダ国内 | 郵送でビザが届く | |
ワーホリ | 国内・国外ともに可 | 再入国が必要 | |
学生 | 学生 | カナダ国内 | 郵送でビザが届く |
観光 | カナダ国内 | 郵送でビザが届く | |
ワーホリ | 国内・国外ともに可 | 再入国が必要 | |
ワーホリ | 学生 | カナダ国内 | 郵送でビザが届く |
観光 | カナダ国内 | 郵送でビザが届く | |
ワーホリ | 延長できません | 該当なし |
※日本からの申請は、延長や切替えの必要はなく、すべて新規の申請になります。
※ビザの延長・切り替え申請の時期は、ビザが失効する2か月前に行い、最低でも30日前には済ませましょう。
※申請はすべてオンライン申請ででき、審査時間が短いのでお勧めです。 以下がそれぞれのビザへの延長や切替の際の注意点です。
1. 観光ビザ(ビジター)への延長・切り替え
2.学生ビザへの延長・切り替え
3.ワーホリビザへの延長・切り替え
1.観光ビザ(ビジター)への延長・切り替え
学生・ワーキングホリデーのいずれの場合もカナダ国内で観光ビザに切替が可能です。 申請後は移民局から観光ビザが紙で登録した住所に郵送されてきます。
観光ビザで入国した人も、観光ビザへの延長申請がカナダ国内から可能です。
ビジタービザの延長申請は、何度も行うことができますが、 十分な残高証明が必要になってきますし、審査も厳しくなるので注意が必要です。(中には3度も観光ビザの延長をした学生さんもいらっしゃいました。)
2.学生ビザへの延長・切り替え
ワーホリビザ・学生ビザからの延長・切り替えは、カナダ国内申請でオンラインでできます。申請後は学生ビザが郵送で送られてきます。
書類として、学校からの入学許可書が必要となります。 観光(ビザなし)から学生ビザへの切替は、慎重に行う必要があります。基本的には日本に一時帰国した上で申請するのが望ましいです。または、カナダ国外申請で、LA(アメリカ)のビザオフィスに申請することになります。
ビザオフィスからビザ許可証を受け取った後、一度、カナダ国外に出て、再入国し、 国境でビザを発行してもらうことになります。
カナダ国内で、日本にいる体で学生ビザ申請をして、ビザ許可証を受け取り(オンラインで)、一度カナダ国外へ出て再入国する際に(カナダからアメリカへビザ切り替えのことをFlag Poleと呼びます)、ビザ許可証を国境で渡して、学生ビザへ切り替えるという方も中にはいらっしゃいますが、申請上、虚偽の申請になってしまうので、切り替えの審査の際に見つかると大変です。
※虚偽の申請は法律違反ですので、上記の方法はお勧めするものではありません。
3.ワーホリビザへの延長・切り替え
ワーホリビザの延長はできません。
現在では法律も新しくなり、観光ビザや学生ビザでもカナダ国内でワーホリ申請をできるようになりました。 ワーホリの審査が通ると、オンライン上(MyCIC上で)ワーホリ就労許可証が届きます。
その許可証を印刷したものを準備しておき、一度カナダ国外に出て、再入国する際にワーホリビザ原本が渡されます。
現在ではビザの2つ持ちは禁止されているので、学生ビザを持っていると学生ビザの期限が長く残っていても学生ビザは取り上げられ、その代わりにワーホリビザが渡されます。
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